スマラク編集部オリジナル模擬試験【権利関係】No.3

 

結果

#1. AがBから甲土地を買い受ける契約を締結した場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

【正解:3】
3:正。制限行為能力者が保護者の同意を得ずにした契約は、原則として取り消すことができます。
1:誤。詐欺による取消しは「善意無過失」の第三者に対抗できません。
2:誤。重大な過失がある場合、錯誤による取消しは原則としてできません。
4:誤。強迫による取消しは、善意無過失の第三者に対しても対抗(主張)できます。

#2. 代理に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。

【正解:2】
2:正。無権代理行為を本人が追認すると、契約時にさかのぼって有効となります。
1:誤。双方代理は原則として無権代理とみなされます。
3:誤。代理権の濫用があった場合、相手方がその目的を知っていた(または知ることができた)ときは無権代理とみなされます。
4:誤。復代理人は、代理人が選任しますが「本人」を代理します。

#3. 消滅時効に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。

【正解:4】 誤っているのは選択肢4です。

4:誤。裁判上の請求により時効の完成は猶予されますが、請求を取り下げた場合は「取り下げから6か月間」は完成が猶予されるだけであり、そこから新たに進行(更新)するわけではありません(確定判決が出るまで更新されません)。
1・2・3:改正民法の規定通り正しい記述です。

#4. AがBに対し、A所有の建物を売却する契約を締結した場合の契約の解除に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。

【正解:4】
4:正。不履行の内容が軽微であるときは、催告をしても解除は認められません。
1:誤。履行遅滞の場合、原則として相当の期間を定めた「催告」が必要です。
2:誤。履行不能による解除は、債務者の責めに帰すべき事由がなくても可能です(債権者の帰責事由がある場合を除く)。
3:誤。解除による原状回復では、受け取った利益(果実や利息)も返還する必要があります。

#5. 抵当権に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

【正解:4】
4:正。賃料への物上代位は、賃借人が賃貸人に支払う前に差し押さえる必要があります。
1:誤。設定後に付加された物にも原則として及びます。
2:誤。物上代位は、被担保債権の「弁済期」が到来した後でなければ行使できません。
3:誤。常に猶予されるわけではなく、抵当権に対抗できない場合でも買受人の同意等がない限り、当然に認められるのは競売による明渡し猶予(6か月)です。

#6. 共有に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。

【正解:4】 誤っているのは選択肢4です。

4:誤。共有者の一人が持分を放棄した場合、その持分は「他の共有者」に帰属します。国庫に帰属するのは、相続人がいない場合など特殊なケースです。
1・2・3:共有の基本原則として正しい記述です。

#7. AがBから建物の所有を目的として土地を借りる場合に関する次の記述のうち、借地借家法の規定によれば、正しいものはどれか。なお、借地権は普通借地権とする。

【正解:2】
2:正。更新請求があった際、建物がある場合は、地主が遅滞なく「正当な事由」をもって異議を述べない限り、更新されたものとみなされます。
1:誤。普通借地権の期間を30年未満(20年など)と定めた場合、無効となり「30年」となります。
3:誤。更新後に建物が滅失して解約を申し入れる場合、消滅するのは「3か月」ではなく「3か月」の記述自体は借地権の特殊な終了事由に当たりますが、本肢は選択肢2がより確実な正解です。
4:誤。借地権者には「建物買取請求権」が認められています。

#8. 建物の賃貸借契約における転貸借に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。

【正解:3】 誤っているのは選択肢3です。

3:誤。賃借人が賃料を滞納したことによる解除(履行遅滞解除)の場合、賃貸人は転借人に通知や催告をする必要はなく、賃貸借が終了すれば転貸借も終了します。
1:正。転借人は賃貸人に対して直接義務を負います。
2:正。合意解除は、原則として転借人に対抗できません(転借人を追い出せません)。
4:正。期間満了や解約申し入れの場合は、転借人への通知が必要です。

#9. Aが死亡し、相続人が配偶者Bと、Aの兄弟C及びDである場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。

【正解:1】
1:正。配偶者と兄弟姉妹が法定相続人の場合、法定相続分は「配偶者が4分の3」「兄弟姉妹が4分の1」となります。今回は兄弟姉妹が2人(CとD)いるため、4分の1を均等に分けて、CとDはそれぞれ「8分の1」となります。
2:誤。相続の放棄をした場合、その人は「初めから相続人とならなかったもの」とみなされるため、代襲相続は発生しません(Cの子Eは相続人になりません)。※代襲相続が発生するのは、被代襲者が死亡・欠格・廃除された場合です。
3:誤。兄弟姉妹には「遺留分(最低限保障された相続割合)」がありません。したがって、全財産を第三者に遺贈する遺言があった場合、CとDは遺留分を主張することはできません。
4:誤。配偶者居住権は、居住していただけで当然に(自動的に)成立するものではありません。遺産分割協議や遺言、家庭裁判所の審判などによって設定する必要があります。

#10. 建物の区分所有等に関する法律に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

【正解:3】 誤っているのは選択肢3です。

3:誤。招集通知の期間(1週間)は、規約で「伸長」することも「短縮」することもできます。
1・2・4:区分所有法の基本ルールとして正しい内容です。

#11. 不動産登記法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

【正解:3】
3:正。不動産登記の基本は、権利者と義務者の「共同申請」です。
1:誤。表示に関する登記(表題部)は、登記官が職権ですることができます。
2:誤。判決による単独申請など、登記識別情報が不要なケースもあります。
4:誤。登記事項証明書は、誰でも(利害関係がなくても)交付を請求できます。

#12. AがBから金銭を借り受ける際に、Cを保証人とした場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。

【正解:4】 誤っているのは選択肢4です。

4:誤。保証債務は主たる債務に附随するため、債務者が死亡して相続人が債務を引き継いだ場合でも、保証債務は消滅せず、引き続き保証責任を負います。
1:正。保証契約は書面(または電磁的記録)が必須です。
2:正。個人根保証契約は極度額の定めが必須です。
3:正。催告の抗弁権の説明として正しいです。

#13. 不法行為に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

【正解:3】
3:正。過失相殺(被害者の落ち度を考慮して賠償額を減らすこと)についての正しい記述です。
1:誤。使用者は、選任・監督に相当の注意をしたことを証明すれば免責されます。
2:誤。共同不法行為者は、全額について「連帯して」責任を負います(過失割合に応じた分割ではありません)。
4:誤。不法行為による時効は原則として3年(生命・身体は5年)です。

#14. 不動産登記の申請に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

【正解:3】 誤っているのは選択肢3です。

3:誤。登記識別情報は、登記が完了したときに、登記を申請した本人(登記権利者など)に通知されます。完了したときに「常に」通知されるわけではなく、通知を希望しない場合や、受領方法が異なる場合があります(※試験上の引掛けポイントです)。 1・2:表題部登記の申請期限(1か月以内)に関する正しい記述です。

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この記事を書いた人

はじめまして!「スマラク宅建」管理人の宅建先生です。
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